コレクション: 【山口】にいうち農園

「みかんの島」の恵みを、終わらせない

瀬戸内海に浮かぶ「みかんの島」・周防大島。温暖な気候に恵まれ、古くから柑橘栽培が盛んなこの島も、農家の高齢化などにより、みかんの生産量は減少しています。そんななか、みかん好きの二井内章晃さんが受け継いだ「にいうち農園」。学んだ技に新たな工夫を重ねながら、山口生まれの品種にも挑戦し、この島のみかんのおいしさを守り続けています。

みかんが息づく島

瀬戸内海に浮かぶ周防大島は、「みかんの島」と呼ばれるほど柑橘栽培が盛んな土地。温暖な気候に恵まれ、冬には温州みかんと瀬戸内の魚介を組み合わせた「みかん鍋」が親しまれるほど、みかんが身近な存在です。
一方で、高齢化などを背景に柑橘農家は減少し、かつて盛んだったみかんづくりも生産量が大きく減っています。にいうち農園は、この島でみかんづくりを始めて約30年。島内5か所の畑を守りながら、この土地で育まれてきたみかんの文化を次の世代へつないでいます。

一番おいしい、その時を待つ

剪定や除草、袋掛けなど、義父から学んだ仕事を受け継ぎながら、二井内さんの代からは有機肥料を取り入れ、できる限り農薬の回数を減らしています。大切にしているのは、果実が一番おいしくなる時期を見極めて収穫すること。その積み重ねが、高糖度でバランスのよいおいしさにつながっています。
また、力を入れているのが「せとみ」や「なつみ」といった山口生まれの品種の栽培。それぞれの個性を生かしながら、一番おいしい味わいを引き出せるよう丁寧に向き合っています。

大好きなみかんを、これからも

滋賀出身、京都育ちの二井内さんが、みかん農家を継いだのは、義父の「そろそろ農家を辞めようと思う」という一言。もともと大のみかん好きで、この農園を終わらせるのはもったいないと一念発起。義父のもとで栽培を学び、2023年に「にいうち農園」として受け継ぎました。
温暖な周防大島も、近年は猛暑や干ばつ、冬の寒波など、気候変動の影響を受けています。それでも「おいしい!」と言ってもらえる柑橘をつくりたい。その思いを胸に、日々試行錯誤を重ねています。

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にいうち農園
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