コレクション: 【富山】桂樹舎(八尾和紙)

紙のぬくもりと
型染めの美しさを伝える八尾和紙

手に触れたときのやわらかな質感、光を通したときのやさしい表情。「八尾和紙(やつおわし)」には、手漉きならではのぬくもりが宿っています。さらに、型染めによる鮮やかな色や模様が加わることで、伝統の中にも新しい魅力が生まれました。室町時代から受け継がれてきた技と美意識を今のくらしへ。八尾和紙は、日常の中で手仕事の豊かさを感じさせてくれる存在です。

町が育てた、和紙。

富山県八尾町は、かつて売薬や養蚕、飛騨との交易で栄えた町。そのくらしを支えた産業のひとつが八尾和紙でした。薬の包装紙や袋紙、帳簿などに使われてきた八尾和紙は、加工用として発展したため丈夫さが特徴です。明治初期には「八尾山家千軒、紙漉かざるものなし」と謳われるほど紙漉きが盛んでしたが、時代の流れとともに産業は衰退。現在、八尾和紙の伝統を受け継ぐ工房は桂樹舎のみとなりました。

手をかけるほど、美しく。

一枚の和紙がくらしの道具になるまでには、多くの手仕事が重ねられています。桂樹舎では、和紙を漉くところから型染め、加工品づくりまでを一貫して手掛けています。型染めに適した独自の和紙を生み出し、染めと水洗いを繰り返しながら美しい模様を表現。さらに防水・防汚加工を施すことで、和紙でありながら日々のくらしの中で気兼ねなく使える丈夫さを実現。手をかけるほどに、和紙の新たな魅力が引き出されています。

八尾の和紙文化を、つないでいく。

桂樹舎が守り続けているのは、一枚の和紙ではなく、この土地に受け継がれてきた文化そのものです。「うちが辞めてしまったら、室町時代からの八尾和紙の歴史がなくなってしまう」。その言葉の通り、伝統を未来へつなぐことは大きな使命でもあります。だからこそ、古くからの技術を大切にしながら、現代のくらしに寄り添う色やデザインにも挑戦。八尾和紙の魅力を、これからも多くの人へ届けていきたいと考えています。

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有限会社桂樹舎
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